2021/06/06 18:06

去年の4月、月桃の花を撮影しに宮古島へ渡りました。
花の時期は昔は6月がピークだったそうですが、今はどんどん早くなって4月初旬ごろから咲き始めるとか。
強風の中、咲き乱れる月桃を見ることができ、満月時の収穫中には植物が奏でる音楽を聴くことができるデバイス「BAMBOO(バンブー)」のおかげで初めて月桃の声を耳にしました。



そして今年も花の時期が終わる前、GW明けに宮古島へ渡る予定にしていましたが、予想よりも早く花が終わってしまい、残念ながら花の時期を逃してしまいました。やむなく中止したものの…
5月の満月はスーパームーンかつ皆既月食です。
このような機会はそうそう巡ってきません。
チケットを買い直し、エイッと宮古島に上陸してまいりました!



空港到着後は海で手足を清めました。



「宮古島月桃」の哲子さんの畑は何か所かあって、今回は工房から一番遠い城辺(ぐすくべ)の畑で満月月桃刈りを行いました。
自然栽培ならではのわっさわさした畑が夕日に映え、孔雀の鳴き声がそこらじゅうで聞こえるまさに「自然の中」。
丈のある草を漕ぎながら月桃を刈ってはトラックに運びます。

だんだんあたりが暗くなる中、哲子さんが

「あら、ヘッドライトを忘れたわ」

それでも月が明るく周囲を照らし始め、手元が見えなくなる限界まで刈ろうと必死で鎌を動かしていたら…

「あれっ、月食始まってない?!」

「ほんとだ、欠けてる!」

知らない間に時間が進み、20時を過ぎていたのでした。
あっという間の数時間…

わ~、撮影撮影!と私は月桃刈りから離脱し写真やムービーを撮り始めました。(スマホですが)

トラックいっぱいに月桃が積まれて作業は終わり、哲子さんと、トラックを出してくれた’まっちゃん’と、私の3人で畑の脇の道に座って観月会が始まりました。(まっちゃんは知る人ぞ知る奇跡の植物モリンガを育てて製品を生産しています)
収穫を感謝してのお月見。
すばらしい自然の恵みをありがとう。

欠けて戻る満月を堪能し、収穫を終えました。



今回の満月は「手放しと再生、変革」を促してくれるとスピリチュアルの世界では捉えられているそうです。
細かいことや本当はくだらないと思っていることから解放され、先送りしていたものに向き合ういい機会なのかもしれません。
それは、好きじゃないとか、直したいと思っている自分のある部分を「手放す」のと同じ意味と言えます。

一度ゼロになって自分を取り戻す。組み立て直す。深く見つめる。


本当は月食ではなくてもいつでもできることのはずですが、人間きっかけがないとなかなか前に進むことはできませんよね。
そこを助けてくれるのが今回の「スーパームーン+皆既月食」なのかなぁ…と力強く輝く満月を眺めながら思いました。

ここまでおつきあいいただきありがとうございます。
通常予約販売が主体の当店ですが、今回のスーパームーン+皆既月食の「満月月桃水」は宮古島にて在庫を確保させていただいております。(そのため本州に在庫がある場合の商品よりお手元に届ける日数が通常よりかかります)
ご興味ある方はお早めにどうぞ^^

*お心に留めていただきたいこと*
※在庫は流動的です。
※今回のものは島内で売り切れてしまう場合が大いに考えられます。(現にリピート注文がきているそうです)
※その際はお断りさせていただくことになり、そうなったらごめんなさい。

抗菌・抗ウイルス作用が研究によって確認されている月桃は、国内外からますます注目されています。
個人の感想で恐縮ですが、宮古島で大量の月桃に触れる機会をいただくたびに元気になります。
本当に不思議なのですが、眉間のしわが薄くなり肌の張りが10年くらい若返るんです。(ストレスから解放されるというのもありますがw)

もし宮古島に行かれる方がおられたら、野に生えている月桃をぜひ見つけてみてください。
葉を一枚裂くだけでも、月桃のフレッシュな香りがストレートに脳に入ってくる感じがしますよ。